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2020年1月初個展『淡雪の梅』(京都・ラクエ烏丸)

梅の花がほころび始める初春の京都。万葉集からインスピレーションを得た繊細で美しい作品をご紹介いたします。

 

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梅の花 降りおほふ雪を 包み持ち 君に見せむと 取れば消につつ
[万葉集・春雑・作者不明]

【訳】
梅の花に降り積もった淡雪を そっと手のひらに包み込んであなたに見せようとしたら、すぐに消えてしまった。

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春の訪れを告げる清らかで気品漂う白梅に、柔らかで無垢な淡雪がそっと降り積もった美しく繊細な和歌です。

 

初春の美しい情景が小さな梅や淡雪を通して詠われたこの和歌は、oshitoyakasanの作品に通じるものがあります。


"小さな素材を1つ1つ丁寧に見極め、異なる素材を組み合わせて新しい輝きや色彩を生み出す"


oshitoyakasanの作品へのこだわりはここにあります。

 

今回の個展では、パール、天然石、国産ビーズの3種類にスポットを当て、作品をご紹介いたします。

また、oshitoyakasanの作品はギフトにお選びいただきやすいデザインも特徴です。

 

美しい淡雪の梅を大切な誰かに見せたかった万葉の人のように、令和の時代も繊細で美しい輝きを、大切な誰かにお伝えできますように。